[ 2018/9/21 ]
再び 名古屋の病院の、はしごをして来た。
前回と同じ、名古屋の隣の瀬戸市の、
神社の中にある、ビジネスホテルに泊まった。
瀬戸物の名で知られる瀬戸焼の生産地。
どこが、その瀬戸焼の中心地か知らないが、
神社は、名鉄瀬戸線の終着駅、尾張瀬戸から
徒歩10分位の ところにある。

神社まで、銀座街という、アーケード商店街が続く。
しかし、今は完全にシャッター街になっていて、
そこから続く、境内までの両側の商店街も 又 ・・・
遠くから 瀬戸物を買いに来た人達で栄えたのか?
地元の人達で栄えたのか? 今は昔 ・・・

駅前の矢田川沿いに、いかにも老舗の
陶器屋さんが 並んでいる。 
しかし、いわゆる陶芸の街の雰囲気ではない。
ここは、芸術家の作品が並ぶ展示室ではない。
あくまでも、生活の用としての 陶器の店だ。
店内に入り切らない陶器は、路上の野菜カゴに
入れられ、夜はブルーシートを被せるだけ。
しかし、この 雑な感じが、何とも いい。

芸術家の先生の作品ではない。 しかし
この皿だって、人が作ったものだ ・・
作った翌日は、もう自分の作った物でさえ
忘れてしまって いるかも知れない。
でも、それを作っている最中は、きっと精魂込めて
作っているはずだ。 
そんな 生きる為に作られた皿の1枚1枚が、
生活の用として 使われる。
そんな生活感が、ひしひしと伝わって来て、
自分も、そんな サイクルの中に居る、と実感する ・・


[ 2018/9/12 ]
最近、歯医者に行っている。 若い頃の不摂生で、
奥歯が殆ど無い。 更に10年以上前、女房が
様々な病気を発症してからは、治療に時間が掛かる
歯の治療は、ずっと敬遠していた。 

以前は、工場の近くの歯医者に行っていたが、
引っ越してから、どこにしようか、迷っていた。
自宅から近い所にあるのだが、周りに
行った事がある、という人が居なくて敬遠していた。
確かに、いつも閑古鳥が鳴いている感じだった。

行ってみると 確かに、すぐに診察室に通された。
父ちゃん、母ちゃん、息子の3人で、やってる様だ。
担当したのは 息子で、悪い気はしない。 しかし
両親は、あれっ?言葉が変だ? 日本人じゃない。
恐らく中国の人かな? なるほどねぇ〜 ・・だから
患者が少ないのかなぁ〜? でも、何で? ・・

とにかく 暇なので、1回の治療時間が長く、
ちょっと疲れるけど、1回で、どんどん進んでいく。
オーストラリアに住んでいる 知人が言ってたけど、
日本の歯の治療は、わざと時間を掛けている。
オーストラリアでは、非常に短期間で終了する。
と、言っていたが、確かにねぇ〜 ・・と感じる。


[ 2018/9/4 ]
新聞に、賞状や招待状を 筆で手書きする 「筆耕」
という仕事を している人の記事が載っていた。
字の美しさだけでなく、原稿を読む力が大切で、
原稿の流れを読み、キーワードとなる言葉が
目立つ場所に来る様にしたり、熟語が切れない様に
改行の位置を 試行錯誤したりして、最も美しい
レイアウトを考える。 微妙に書き分けて、印刷では
出せない付加価値を 乗せるのが プロの仕事らしい。

何だか、凄く良く分かるなぁ〜と、次元は全く違うが、
ずっと 女房の症状の日々の変化を、リハビリの先生に
一言日記の様に、箇条書きにして 渡しているのだが、
忙しい中、一目で パッと理解出来なくてはならない。
いかに必要な情報を、簡単に洩れなく、まとめるか。

下手な字だが、万年筆で手書きしている。
PCで書いて、プリントアウト したものでは、絶対
表現出来ない、微妙に 文字の大きさや 間隔を変えて
1つの文を、一気に読みやすく、次の文へ すんなり
つながる様に、一行の中に納まる様に とか、文章を
組み立て、文字を書いていく。 

人生の中で、ラブレターというものを 書いた事が無いが、
この歳になって初めて、ラブレターを書いている気分だ。
内容は違うが、自分の思いを 人に伝える、と言うのは
実に 脳の トレーニングになるものだ ・・・


[ 2018/8/26 ]
今年の夏は暑かった。温度は、あらゆるものに影響する。
ポンコツ ハイエースの 集中ドアロックが 誤作動して
全然集中では無くなった。 運転席でロックしても、
他のドアがロックされなかったり、解除しても、
テールゲートが閉まっていたり、ランダムに反応する。
これは とっても 厄介な問題だ。 ヒューズを外して
しまおうと思ったが、涼しくなったら 治った ・・

女房は発汗が酷く、夜でも冷房を かけて寝る事が多い。
私は冷房をかけては寝られないので、居間や 2階の
床に、ゴザを敷いて寝てた。 どうせ、何度も
起こされるので、どこで寝ても同じ事なのだが ・・

人間関係を表すのに 温度を使う。 「お熱い仲」 とか
「冷え切った関係」 とか ・・ 感情の浮き沈みにも、
「熱しやすくて 冷めやすい」 とか ・・ 
若い頃は、熱くなったり 冷めたり の、温度差が
激しかったが、歳と共に 温度変化が少なくなり
安定に向かう様だ。 
でも、大切なのは、状況が変わっても、
人に対しての 温度が変わらない事だと思うのだ ・・


[ 2018/8/18 ]
女房の症状が急変し、あっという間に、2週間が過ぎた。
切欠を作ったのは私だ。 病気に押される苦しい状況を
打開すべく、色々調べて、直接影響の少ない、眠剤を
変えて見たいと 医師に進言し、トライしてみる事にした。

ところが 変えた後、今までに無い 妙な症状が出だした。
これは、もしかして副作用では? と、5日で中止した。
しかし、その5日目、脱衣場で転倒、頭を打ってしまった。
軽い痙攣が出たので、検査したが、特に問題は無く、
心配無い、との事だったが、その後 数日間、意識が
はっきりしない事も多かった。 

ところが その間、殆ど痛みを訴える事も無く、元気に
食べたり、話したり、メールしたり、していて、
あれっ? 疼痛が治っちゃったのかな?と思ったが、
徐々に意識が しっかり し出したら、又、痛みを訴える
様になって、戻ってしまった。 この激動の2週間の
事件が、何か治療のヒントには、ならないだろうか?

そんな ドタバタの中、私も高齢者の仲間入りをした。
父は、当時55歳だった定年退職後、間もなく
死んだので、とっくに、父の年齢を超えている。

先日 友人に、「サザエさんの お父さんって、何歳か
知ってますか?」 と聞かれた。 「えっ? 75歳位じゃ?」
「いえ、54歳なんです。」 「えぇ〜!あれでぇ〜?」
「そう、だって 波平は、毎日 マスオさんと 一緒に
出勤してたじゃないですか、当時の定年は55歳なので、
54歳の設定だったそうです。」 ・・そうか、確かに! ・・
あれが、当時の54歳像だったんだぁ〜 ・・・


[ 2018/8/10 ]
「話せば分かる」 は、冗談でも、もう通じない時代かな?
しかも、冗談ではなく、本当に そうなってしまった。
今までは、人に何か伝えようとする時、どう伝えたら
分かってもらえるか? 5W1Hを考えて話すのが当然で、
実際に会って話すより、手紙は 更に しっかりした
文章でないと通じない。 それは電子メールでも同じ事。

でも、電子メールは 画像を添付する事が出来るので
画像を見てね! と、説明を省略出来る。 更には
URLを 貼り付ければ、何も言わずに完璧な説明になる。
しかし、それで いいのだろうか? ・・

言語は、他人に 何かを伝える為に、発達してきた訳で
人間は、言語によって思考する訳で、その言語を
使わなくてもよくなると、人は 考える能力が、
どんどん退化して行くんじゃないだろうか?

人に説明する為には 自分自身、それを理解する
必要がある。 しかし 今じゃ、自分が理解していなくても、
理解した様な 気になって 人に伝えてしまう。
これって、とっても 恐ろしい現象では? ・・・


[ 2018/8/1 ]
日本国籍を捨てて、ドイツ人になった友人が、
働いていた 日本企業を辞めて、ヨーロッパの会社に
就職し、もう日本に帰って来る事も無くなったので、
工場に置いていた バイクを取りに来た。
何ヶ国語も話せるが、最近 中国語を勉強している
とかで、20日間近く 中国を回って来たらしい。

勿論 彼の事だから、日本人など行かない、田舎町を
回って来た様だ。 そこで見たのは、どんな田舎町に
行っても、必ず テレビで 白黒の戦争映画をやっている
のだそうだ。 勿論 先の戦争で、必ず日本兵が出て
日本語で喋ってる下に、字幕が出ているのだそうだ。
政府が反日感情を煽る目的で放映しているのだろう。

しかし、実際の中国人は、反日感情どころか、
見ず知らずの日本人に、本当に親切に してくれて、
人懐っこく、日本に 憧れを持っているらしい。
恐らく 戦後、日本人残留孤児達を 引き取って
育てた様に、人は皆 「大地の子」 という感覚は
昔から 変わっていないのだろう。

対する 日本人は、植民地から 奴隷として連れて来た
中国人に、戦後 どのような 対応をしたのだろうか?

「もう 俺は ヨーロッパに行けないと思うからさ、
あの世に行ってから 寄るわ」 「いいよ、来なくても」


[ 2018/7/24 ]
仕事中は PCで、ラジオや音楽を ずっと流していて、
興味深そうな番組は、後で 聞こうと録音している。
ただ、後で聞いてみたら、まるで つまらないものも多く
どんどん削除する。 ちょっと難しい放送大学の講義に
結構 興味深いものが多い。

「経験論から言語哲学へ」 もう このタイトルからして
私とは 全く別世界のものと感じるのだが、
最終回なので録音してみた。 ・・ すると、これが
驚くほど面白い。 経験論って何? 言語哲学って何?
何を勉強するの? という疑問が、一気に吹っ飛んだ。

「経験から学ぶ」 とは、どんな事なのか? そして
言語を探求する事が、「経験から学ぶ」 という事。
これって、我々とは全く別世界の事ではなく、
どんな道徳教育よりも大切な、
誰もが学ばなければ ならない事だと思ったのだ ・・・


[ 2018/7/17 ]
最近、同じ事を何度も書いてる様な気がするが、
まっ いいか ・・ ブラインドタッチと言うのは、ちゃんと
訓練しないと、どんなにやっても出来ない事らしい。
勿論、私は出来ない。 もっとも文字を入力している量が
圧倒的に少ない事もあるだろうが ・・

手で文字を書く という行為は、頭と連動しているのだが、
キーボードで入力する という行為は、いくらやっても
まるで頭と連動しない。手で文字を書くのは、暗闇でも
大体 後で見ても分かる程度の文字を自然に書けるが、
キーボードは、ローマ字で打って(すでに ここで間違う)
変換された文字を確認し、選択し、決定して、次に移る。
1つの文字を書くにも、多くの事をしなければならない。

何と 無駄な行為の多い事か ・・ おかげで、やっと
文字を記入した頃は、何を考えてたのか忘れてしまう。
確かに、頭は せっせと回転させなければならないので、
ネットサーフィン同様、脳の活性化になって、ボケ防止
になるのかも知れないが、それなら もっと物事を
深く考える事に 脳を使った方がいいと思うのだが?

保存、整理の便利さを考えると、もうパソコンは
手放せないし ・・ 慣れるしかないのかな?
慣れた頃は、もう この世に居ないんじゃないの? ・・


[ 2018/7/5 ]
女房の状態は、あまり良くない。 薬の耐性化か?
効きが悪くなって、副作用だけが増加している。
筑波大は勿論、痛みに関しては 日本一と言われる
愛知医科大でさえ、手のうち様がなく、薬で誤魔化す
対処療法しか無い、と言われ、どうせ薬を貰うだけなら
ドア トゥ ドアで、待ち時間も少ない、最初に行った
病院に通っている。 先生も、紹介した大病院の対応に
失望しながらも、引き受けてくれている。

運動療法のリハビリも 週3回で、その中の1回は
作業療法士に代わり、今までの先生は週2回に
減ったけど、相変わらず一生懸命考えて、果敢に
攻めのリハビリをしてくれる。 

5月連休に、連休中の経過をメモして渡したのを切欠に
リハビリの無い日の状態を書いて、毎回渡している。
出来るだけ 先生に情報を提供したいのと、私自身の
気持ちを吐き出しているのだ。 本当は先生にとって
迷惑な事かも知れないが、「とても 助かります!」 と
全く嫌な顔をしない。
それが 決して演技でない事は分かる。 広く 深く
全てを引き受けてくれる様な母性を、この人は持っている。
私にとっては、マリア様の様な存在だ。

母性と言うものは、決して子供を持った母親だけに
生まれる感覚では無いらしい。 子供が居なくても
とても若くても、大きな母性を持っている人が居る。
それは その人が、母親や祖母から、どれだけ愛情を
注がれて育ったか、に よる事が大きいのだそうだ ・・・